et cetera
立党精神と団結で“公明党ここにあり”の戦いを
2010/01/01


 新しい年が明けた。迷走する新政権への不安と不信が募る中での船出だが、夏には、昨年12月の全国県代表協議会で山口那津男代表が「党の命運をかけた乾坤一擲の戦い」と位置づけた参議院選挙が行われる。
 乾坤一擲は、中国・唐代の韓愈の詩に由来する言葉だ。乾坤は「天地」、一擲は「一度に全部を抛り投げる」の意。半年後に迫った参院選は、日本にとっても、公明党にとっても、まさに天地をかけた乾坤一擲の大決戦となる。
 昨夏の衆院選勝利の余勢をかって参院でも単独過半数を狙う民主党と、党の存亡をかけて挽回を期す自民党の二大政党の構図の中で、公明党は厳しい選挙戦を強いられるが、断じて負けるわけにはいかない。何としても「2選挙区完勝と比例区8議席以上」を勝ち取りたい。
 「8議席をとるためには、投票率によるが、1000万近い票が必要」(井上義久幹事長)となる。参院選比例区で公明党が全国有権者の1割に当たる1000万票を獲得することができれば、希望と安心の日本を築く改革への力が飛躍的に拡大することになろう。
 今、政治に何よりも求められているのは、難問山積の危機的状況を一つ一つ克服しながら日本の将来を切り開いていく力強いリーダーシップではないか。公明党が「新しい福祉・教育・平和をつくる公明党│『人道の先進国』日本へ」と題する将来ビジョン(山口ビジョン)を提示したのも、そのためにほかならない。
 『職業としての政治』の中で、マックス・ウェーバーは、国家存亡の危機に直面した政治・政治家に求められるリーダーシップの資質として三つ挙げた。「洞察力」「情熱」「責任感」である。だが、閣内不一致が目に余り、マスコミや選挙を意識した口先だけのパフォーマンスにとらわれているかに見える鳩山政権からは、洞察力も情熱も責任感も伝わってこない。
 公明党には、民主党はじめ他の政党にはない誇るべき財産がある。最大の財は、「大衆とともに」の立党精神と、立党の原点に立脚して3000人超の議員が比類なき団結力で連携する「ネットワークの力」。この特徴、持ち味を党内外に宣揚する新しい活動の旗印として、党は「KOMEIチーム3000」をスローガンに掲げた。
 「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との立党精神は、大衆の苦悩をわが苦悩とし、大衆の痛みをわが痛みとして戦うことを一切の行動規範にしていくということだ。公明党は、地域に根を張る現場第一の地方議員に支えられた党である。議員が住民の中に溶け込み、そこでキャッチした課題がネットワークを通じて国政のテーマになった事例は数知れない。
 年明けとともに決戦の火ぶたは切られた。戦いは勢いが肝心だ。「KOMEIチーム3000」の底力を最大限に発揮し、参院選勝利めざしてまっしぐらに前進していきたい。
 2010年が、国民の先行き不安を取り除き、新しい福祉・教育・平和をつくる「人道の先進国」日本に向けて確かな一歩を踏み出す1年となるよう、全力で「公明党ここにあり!」の戦いを展開していこうではないか!

<komei-newsより>

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